ヘッドスパ専門店PULA 『女性と髪の関係性』

ロンドン留学 

 

 

26歳秋、美の発祥の地ロンドンに留学しました。

 

当時、年齢的にも焦りを感じていた歳でした。カットをメインに学ぶつもりのイギリス留学でしたが、ある女性との出会いが、『女性にとっての髪』の神髄に気付くことになりました。

 

その女性との出会いは、ロンドンのサロンでした。

イギリスでは、カットモデルからも料金をいただくシステムが主流の為、

一般客と変わらない空間で研修が開催される事が多く、通常営業しているサロンの雰囲気も自然に経験できました。

 

闘病で髪の抜けてしまった女性との出合い

 

その女性は、毎週定期的にシャンプー&ブローをされる方でした。シャンプーの時もブローの時も、いつもモミアゲ部分を押さえていたので、同じ空間で研修中の我々にも、目立って見えました。

 

当時、その女性が神経質な人であると勝手に認識していましたが、一緒に学んでいた友人から意外な事を知らされました。

その女性は、闘病しているため薬の副作用で髪が脱毛してしまったとの事でした。

 

それを知るまで特に意識をしていなかったのですが、よく見てみるとスタッフと笑顔で話しながら施術を受けています。ウィッグを自分の髪のようにシャンプーされる事や、キレイにブローされる過程を楽しんでおり、ブローされたサラサラの髪を笑顔で何度も触っていました。

 

スタイルを学ぶ為の留学でしてが、『女性にとっての髪』の根本的な事を教えられた瞬間でした。

 

その後、スタイリストとして、そして人としても、この時携われた女性と髪の関係についてをずっと大切にしています。

 あれから10数年が経ち、私の集大成として独立したヘッドスパ専門店PULAでは、多くの女性がサラサラになった髪に喜んで頂けるシーンを演出できるようになりました。

 

しかしながら 、市場では質感だけにこだわった、身体に有害なトリートメントが出回っているもの事実です。実際に即効性を目的に、取り入れているサロンも多いです。

 

 

時代が変わっても、変わってはいけないこと・・・それは創業時の理念

 

 

プーラは技術レベルと身体に優しい自然派商材に拘り、お客様の悦びの笑顔を大切にしていきます。