ここ数年で急激に市場を広げているスカルプケア(頭皮ケア)
美容室のメニューとしても『ヘッドスパ』はすっかり定番のメニュー化しています。
しかし、一方で『市場が広がっていると言う割には、ウチの店のヘッドスパの売り上げは伸び悩んでいるぞ?』という人もいるでしょう。実はそこには3つの敵の存在が?!
そこで今回の特別企画では、3回にわたって頭皮ケアの現状とこれからを紹介していきます。初回は美容室いがいでの頭皮ケアの現状、PULAさんを紹介します。
なぜ他業界ではここまで賑やかさを、増している、頭皮ケアや育毛メニューが、美容業界では今伸び悩みの時期にきているのでしょうか?
女性たちが求めているにも関わらず、美容業界の頭皮ケアからはなれてしまった
『本当にやりたい頭皮ケア』の実態を追求。
本格的にヘッドスパを体験したいという声に応え、近年ではヘッドスパ専門店が増加中だ。今回お話を伺った浦和のヘッドスパ専門店『PULA』のオーナー辻さんは、ゴッドハンドの異名を持ち、美容学校出身でロンドン留学の経験もある人物。
『ロンドンでヘアデザインを追求する環境にいる中、僕が好きな美容は、お客様が癒される、リラックスしていただくものだと気づいたんです。そこからヘッドスパ専門店の構想が始まりました』
帰国後は、ヘッドスパで人気のある美容室に勤務しつつ、整体や頭の構造、ヒーリングなどを学び、独自にヘッドスパ技術を研究した。
「今、美容界には、ヘッドスパ=アシスタントの仕事という、傾向があります。技術も、『一度講習を受けただけ』『シャンプーの工程前に専用のヘッドスパオイルを加えただけ』など、誰でも施術できる便利なオプションになっている場合があります。
提供側のモチベーションも高くない事が反映されてか、浅く広くヘッドスパが広がり、美容室のヘッドスパは効果がないという声が増えたんです。」
厳しい言い方をすれば、美容室側の甘い対応が、お客様を手放し、ヘッドスパ専門店へと向かわせているという事だ。
実際地元の美容室で、ヘッドスパを体験したけれど、不満だからここにきた、というお客様もいるそうだ。
専門店への期待、求められるモノ
『だからこそ、専門店への期待は大きく、お応えするにも高度な技術や努力が必要です』それにヘッドスパ専門店には、リラックス目的だけではなく、頭皮ケアや頭皮の臭いで悩んでいる方は勿論、薄毛や脱毛症で深く悩みを抱えているお客様も多いので、特に結果が重要という面もあります。つまり、美容室が
『ヘッドスパが人気だからウチも専門店を』とアシスタントを集めて出店して片手間にやるような事は本当に危険だと思います。
そうやって実際に潰れたお店も見てきました。
当店も商売を度外視しも『お客様に喜ばれたい』という気持ちでやってきた結果、今に繋がっています。
ヘッドスパの専門店は勿論ですが、美容室もヘッドスパの必要性をお客様に納得させるためにも、もっと真剣に取り組んでいかなければならないと思います。
でなければ、ヘッドスパそのものが廃れてしまう危険性すらあるのでは?と危惧しています。
専門店増加の裏に、美容室側のあり方もあるようだ。
空間へのこだわり
療法でも使用される音楽が流れる、完全貸切制の個室で施術を受ける。
待合室にもこだわり、全身で『癒し』を感じさせる工夫が随所にちりばめられている。
外欄
大通りから一本入った落ち着きある道にヘッドスパ専門店PULAがある
お客様は、男女を問わず来店するそう。完全個室なのも男性が来店しやすいポイントだ。
経歴
東京文化美容専門学校を卒業し渡英。TONY&GUYアカデミーで学ぶ。
帰国後はヘッドスパを研究し、11年、念願のヘッドスパ専門店PULAを開店。
コース
髪を太くし、育毛促進するスカルプコース
頭皮の臭いや汚れに焦点をあてた頭皮クレンジング重点コース
など、ニーズ別に日々改良をしているという豊富なメニューも特徴。
埼玉県さいたま市浦和区東仲町28番3号1階
